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世界を目指す日々と方法 🏴‍☠️

ばんえい競馬を観る&動物たちとふれあいをする

ばんえい競馬を観てきた。

ばんえい競馬とは

ばんえい競馬は、北海道の帯広競馬場で行われる特殊な競馬だ。通常の競馬とは異なり、騎手が乗るのではなく、馬が大きな鉄製のそりを引いて走るのが特徴。レースは直線のコースで行われ、馬はそりを引いて最速でゴールを目指す。競技は力強さやスピードを競い、馬と騎手の信頼関係も見られる。

歴史的には、北海道地方の厳しい自然環境に適応した作業馬の能力を競うために始まり、地域の文化や伝統の一部として愛されている。

競馬場の雰囲気は比較的爽やか

競馬場に行くと淀んだ空気をまとった職業不詳の中年男性が多いイメージがあるけど、(と言うか一度行った川崎競馬場はそんな感じだった)、地元の人に愛されている競馬場だけあり、帯広競馬場はファミリーやカップルなど爽やかなお客さんも多い。まるで地域の夏祭りに来たようだった。エントランスには堂々とした馬の像があり、フォトスポットとなっている。

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無料の博物館もあり

無料の博物館もあり、馬について学ぶことが出来る。馬について深く考えたことがほぼなかったので、それなりに興味深い。ただ馬って結構世界中に分布している割には、大きさや毛深さが変わるくらいでそんなに姿に差異がないなと思った。犬とか猫とか鳥なんてかなりバラエティが豊かだけど。

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マキバオーと自衛隊が来ていた

競馬場の前にはマキバオーがいた。かわいい。写真撮影を希望する人の短い列ができていた。

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イベントで自衛隊の車が来ていたので中に乗ってみた。一時的に乗るのはいいけど、椅子が固めなので長距離移動は大変そう。PUBGというゲームに出てくる車によく似ていた。

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競馬場内に入るとゆるキャラみたいな馬のパネルと鉄製のそりの展示があった。馬の絵は心なしか荒川弘さんの絵に似てるような気がする。

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競馬場ごはん

せっかくなので競馬場飯を食べることに。おすすめされている「まんぷくセット」はごはん&そばorうどん&生卵のワイルド仕様。雰囲気含め学食みたい。 

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無難に天ぷらそばを頼んだ。わりとおいしい。麺にちゃんとコシがある。こういった学食風そばは、茹で過ぎてお箸で麺が切れてしまう状態の時もあるから、上出来だと思う。

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競馬スタート

ごはんを食べたりしている間に良い感じに時間が過ぎていき、いよいよ定刻通り競馬がスタート。ただスタートしてもなかなか馬がやって来ない。やっと視界に入ってきても結構遅い。目の前に障害物となる小さい丘があり、「うんしょ、うんしょ」という感じで馬が必死にそりを引いているのは分かるものの、なかなか進まない。丘を登りきると勝負が決まってくるようで観客は盛り上がり始める。終始馬はスピードを変えることなく頑張ってそりを引いていて、騎手はぴしぴし馬のお尻を叩いていた。

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疾走感はほぼないけど、重労働感は伝わってきた。馬にとって普通の競馬とばんえい競馬どちらが楽しいか(もしくは楽か)は分からないけど、レース結果を視認しやすいので、個人的には嫌いじゃない。

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全馬が走り終えるとすぐに掃除が入る。掃除のスピードは見応えがある。

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馬も騎手もゴールしたら余韻に浸るでもなく、淡々と撤収していた。馬ってクールだな。

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ポニー・うさぎ・引退した競争馬とのふれあいコーナー

競馬場すぐ近くには、ふれあいコーナーがあり、競馬業を引退した馬やポニーやうさぎに会うことができる。

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馬にあげるおやつ(にんじん)を買うこともできたのであげてみた。にんじんまるまる吸い込むように食べていくので指が巻き込まれそうで少し怖かった。でもにんじん欲しさに媚びることなく、にんじんをあげても特に態度を変えないところがやはり馬らしくクール。

実際近くで見ると馬が巨大でびっくりした。その辺の牧場にいる馬と全然違う。がっしりした体躯がまさに重量上げの選手だった。

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ついでにかわいいポニーを触ったらふわふわだった。IKEAのクッションにありそうな触り心地。ポニーは触られても特に何の感情も動いてなさそうだった。

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INFORMATION

「帯広競馬場」概要

◾️施設名: 帯広競馬場(ばんえい十勝) (Obihiro Racecourse - Banei Tokachi)

◾️場所: 北海道帯広市西13条南9丁目 (Nishi 13-jo Minami 9-chome, Obihiro-shi, Hokkaido, Japan)

◾️アクセス: JR帯広駅から徒歩約25分、または帯広駅バスターミナルからバスで約11分「帯広競馬場」下車、徒歩1分。車では帯広駅から約5分。

◾️予算: 入場料100円。観戦無料エリアあり。馬券購入は別途(例: 100円〜)。飲食代約500円〜1,000円。

◾️公式サイト: https://www.banei-keiba.or.jp/

◾️予約サイト: 観戦は予約不要。