chappy vibes

世界を目指す日々と方法 🏴‍☠️

レベル違いのモテをミスチルに学ぶ

登校拒否気味の女子2人に熱烈に勧められてミスチルを少し聴いていたことがある。
ミスチルの曲を聴いて感じるのは、何より
「レベル違いのモテ 」
だ。

↓ミスチルポスター

Mr.Children dear wonderful world ポスター2枚

恋愛スタンプラリー

ミスチルの曲はさながら恋愛スタンプラリーのように様々な相手との、様々なシチュエーションの恋愛が描かれ、その時の心情も様々である。

例えば、

「かすりもしない片想いじゃん」という心情

62円の値打ちしかないの?/僕のラブレター/読んだのなら返事ぐらいくれてもいいのに

my life

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「万人受けしないけど好きだよ」という心情

友人の評価はイマイチでも/She so cute

シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~

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「一途だよぉ」という心情

抱きしめたい/溢れるほどの思いがこぼれてしまう前に/二人だけの夢を胸に歩いてゆこう

抱きしめたい

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「真夏の情事ってなんかエロいよな」という心情(たぶん)

※エロいので歌詞割愛

こんな風にひどく蒸し暑い日

こんな風にひどく蒸し暑い日

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みたいな感じ。

すごい一途だったり適当だったり、気弱だったり包容力があったり、ポジションは一定ではない。でもそこがリアル。

👱‍♂️俺ミスチルの歌詞にはめっちゃ共感するんだよね

みたいなことをドヤ顔で言う男性を数人知ってるけど、おそらくミスチルをなぞることで恋愛スタンプラリーをある程度こなしてるような気持ちよさを覚えているのではと思う。

難所あり

しかしミスチルの恋愛スタンプラリーにはなかなか埋められないコマが知ってる限り1つある。「光の射す方へ」という曲のこの部分。

「電話してから来てちょうだい」って/慣れた言い回しで合鍵をくれんだ/マスコミが恐いから 結局は/貯金箱の中にそいつをしまった

光の射す方へ

光の射す方へ

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😶いやー、こんなシチュエーション知らない。マスコミ云々をなくしても。これは「レベル違いのモテ」だわ

有名人だしミュージシャンだから起きてる現象なのかもしれないけど、なかなか難易度が高い。

島耕作が美人部下にホテルの鍵をプレゼントされてたので少し状況としては似てるけど、リアルで聞いたことはない。(ハニトラっぽい場合以外)。ちなみに島耕作は基本誰でも受け入れる懐の深さ(というか主義?)があるのでちゃんと鍵を受け取り関係を進めていた。

課長 島耕作(1) (モーニングコミックス)

この歌詞が日頃イキッた歌を歌う人によるものだったら、ここまで心に残らないと思うけど、ミスチルがリアルな歌を歌う人たちゆえ心に残る。

合鍵を渡した人はどういう人?

この曲の衝撃は、軽い感じで合鍵を渡してしまう超積極的な女の人の存在だ。

ちょっと合鍵を渡したのがどういう人か真面目に想像してみる。

口ぶりからして、風きってる系美人(もしくは雰囲気美人)かと思う。合鍵を渡す行為からして一人暮らしだと予想する。(実家の鍵を渡す人いるかな)。 「電話してから来てちょうだい」って言うのは電話をもらってから家の掃除をしたいからか、他に来客の可能性があるから? 

この曲の歌い手とはカジュアルな関係を望んでいるのか一足飛びで半同棲まで行きたいかよく分からない。日常的に合鍵を渡してそうなので、前者かと思いつつ、合鍵なんて渡すかなと思う。

説としては、

a 歌い手がモテるから重く思われないように遊んでるふうにしてる(本当は結構歌い手が好き)

b 安全そうかつレベルの高い男の人とカジュアルな関係を持っている。仕事とかで忙しいから自宅集合、解散が希望

c 歌い手とのスキャンダルを撮られたがっている?

くらいかなぁと思う。歌の感じからしてbかcっぽいけど、現実世界では意外とaもあるかなと思った。歌の調子から、どれが正解かは特定できない。

しかしいずれにしても合鍵は使われることなく、歌い手の貯金箱にしまわれてしまう。

a は単純にグルグル後悔するだろう。(キャラ設定間違えた?)

b はある程度打率をわかってそうだから気にしないかもしれない。(街中のティッシュ配り並に配ってたらそもそも覚えてなさそうだけど、さすがにそんなに配らないだろう)

c は悔しく思いつつ、少し自信をなくしてるかもしれない。

レベル違いのモテだけあり、歌い手は「その後」に思いを馳せないかもしれないけど、(個々のアフターフォローまでやってられないから)、非「レベル違いのモテ」の立場からすると少し気になってしまう。

レベル違いのモテ その後

よくある話だけど、ミスチルは恋愛スタンプラリーを多分終えて「恋」ではなく「愛」のある曲をメインで歌うようになった。

ずっと恋愛スタンプラリーをやってる人もいるかもしれないけど、別にスタンプラリー自体楽しいわけでなく、(楽しいマスばかり踏んでいたらそれはスタンプラリーじゃないし)、抜けて違うステージに行きたくなる人が多いのかなと思う。

あんなにチャラチャラしてたヒュー・グラントも、子供の話をインタビューで嬉しそうにするようになったし。

でもそれはそれとして、あの求道的な感じのするスタンプラリーかつ多幸感のない「レベル違いのモテ」は独特な魅力があるので、サイのジャケットのベストアルバムは今もなお、人気があるのかなぁと思う。

INFORMATION

ミスチル(Mr.Children)の音楽は以下の方法で聴ける。

1. 配信プラットフォーム: Spotify、Apple Music、Amazon Music、YouTube Music、LINE MUSICでストリーミング。
2. CD: ショップやオンラインで購入。
3. YouTube: 公式MVやライブ映像を無料視聴。