地方公務員の現状
日本の地方公務員は、令和3年時点で約280万人。内訳としては、教育部門が約38%、一般行政が約20%、福祉関係が約14%を占めている。平均年収は約600〜700万円で、地域や職種によって異なる。
高齢化や人口減少に伴い、福祉業務などの負担が増加しているのが課題だけど、全般的にホワイトなイメージの強い地方公務員のインターンシップが開かれていたので行ってみた。
ディスカッション中心
参加したのは、なかなかの大都市で職員もなんとなく都会的(東京的ではない)だった。 インターンシップ自体はディスカッション中心で進められた。
仕事内容は、イベントや都市計画から窓口対応まであるらしい。 空港の盛り上げや地域のイベントなどを企画しているらしい。すごく楽しそう。
職場の特色
半分イメージ通りだけど、
異動が3-5年とかスパンが短い
かなり年功序列っぽい
という特徴があるようだった。異動がコンスタントにあることは、新しいことに挑戦でき、視野が広がると前向きに表現していたけど、年功序列のメリットは表現しづらそうだった。ただ、口ぶり的に過度に頑張るとか蹴落とすみたいな状況になりづらいのが、プラスのようだった。
働いてる人and働きたい人
働いてる人も働きたい人も全体的に普通の人だった。
働いてる人は、
利益追求が目的じゃない
のが地方公務員の最大の魅力とみんな言っていて、働きたい人は、
👱♂️そうそう、まじそれです
みたいに本気で共感していた。
働きたい人の自己紹介でも
👩普段はメーカーの営業職だけど、ノルマとかある中で純粋に人の役に立ってるかという疑問が生まれて転職したいと思った
と言ってる人がいた。
利益を追うだけじゃない仕事
正直少し前の自分だったら
😯利益大事じゃねえか。生ぬるそうだな
と思って深く考えなかった可能性があるけど直近で
1 仕事が嫌で仕方なくなる
結局これやる意味があるのかな、という無駄で非効率なタスクと、裸の王様に相対しているのがきつすぎた
2 怪我で入院し、看護師さんの優しさに感動する
仕事とは言え、こんなに優しいのってすごいと思う
という出来事があり、既存の仕事(大手メーカーの企画職)の意義に疑問を感じ、人に優しくする仕事の崇高さを感じていた。なので、昇進や評価について深く考えずに、地域や人の役にたつことを考え実行する仕事の良さに関し、よく理解できた。
(年功序列であることや利益が重視されないことは、基本的にまじめでそれなりに優秀な人がいる前提でしかうまくまわらない体制かもしれないけど)。
補足
友達が普通の会社を退職して地方公務員になったけど上司はかなり嫌な人らしい。ホワイトで表面的なコンプラは遵守されてる点は良いけど、そんなに仕事自体楽しくはないとのことだった。
INFORMATION
地方公務員のインターンシップに参加する方法
1. 募集情報を確認する
希望する自治体(都道府県や市区町村)の公式ウェブサイト、大学内のキャリアセンター、就活サイト(例:リクナビ、マイナビ)でインターンシップの募集情報を探す。募集時期は自治体により異なるが、夏休みや冬休み期間に実施されることが多い。
2. 参加条件をチェックする
募集要項を見て、対象者(例:大学3年生、社会人)や必要書類(履歴書、エントリーシート、推薦状など)が自分に当てはまるか確認する。
3. 申し込み手続きを行う
- 個人応募の場合:自治体の公式サイトや指定の応募フォームから直接申し込む。必要書類を期日までに提出する。
- 大学経由の場合:大学のキャリアセンターやインターンシップ担当部署に相談し、「実習希望調書」や「誓約書」などの書類を提出する。その後、大学が自治体に取りまとめて応募する。
4. 選考対策を立てる
応募者が多い場合、書類選考や面接が行われることがある。志望動機や「なぜその自治体を選んだか」を明確に準備し、エントリーシートや面接でアピールできるようにする。
5.受入決定後に準備する
受入が決まったら、実習日程、持ち物、守秘義務に関するルールを確認する。交通費や滞在費が自己負担の場合もあるので、事前に計画を立てる。