「エルマーの冒険」の原画が立川に来ていたことがあり、そこそこ時間をかけて観に行ってきた。
「エルマーの冒険」あらすじ
9歳の少年エルマーは、雨の日に出会った年老いた野良猫から、どうぶつ島に囚われた竜の子の話を聞く。
心を動かされたエルマーは、竜を救うため冒険に出ることを決意。貨物船に忍び込んで、どうぶつ島へ到着。
そこにはトラやワニなど猛獣たちが住んでおり、エルマーの行く手を阻む。エルマーは持参したガムや歯ブラシなどの道具と機転を利かせて困難を切り抜け、島の奥で綱に縛られた竜の子を発見。協力して島から脱出する。
展示
「この島にやってきたたんけんかは、
ひとりも、いきてかえれないということを、
しっとったかね?」
という恐ろしい警告がしょっぱなから発せられ、
サイに突き上げられたり、
ライオンと遭遇したり、普通に考えたらパニックもののシーンの立て看板が続く。
原画コーナーに入る。やわらかい印象の繊細な鉛筆画だった。
エルマーが野良ネコを家に誘い、お母さんがひどいことを言うシーンの原画もあり。
野良猫とエルマーの友情シーン。
エルマーが気味の悪いジャングルに入っていくシーン。見知らぬ竜の為に頑張れるエルマー、すごい。
嵐のような不穏なシーンの再現があり、子供が怖くて逃げていた。
陽気な竜の立て看板。モノトーンの原画をずっと見ていたので「オズの魔法使い」的色の発生を感じた。
感想
原画はとてもきれいだった。
ちょっと思ったんだけどエルマーとタンタンってすごい似ている気がする。ルックスも淡々としているところもわりと自由に友達を作るところも。
INFORMATION
「エルマーの冒険」原画を観る方法
『エルマーのぼうけん』の原画は、展覧会(例:2023-2024年開催)で鑑賞可能なタイミング有り。また、図録や福音館書店の書籍でイラストを閲覧することが可能。