SNSの運用が正直苦手だ。マメに投稿しないといけないし、反応が薄いと萎える。何書けばいいかも分からない。そんな自分が、思い切ってXの運用代行サービスに依頼してみた。

代行サービスに依頼
選んだのは5万円台の格安代行サービス。SNS代行の相場は3万〜50万らしいから、かなり安い方。依頼内容はシンプル。
- 新規記事と過去記事のピックアップをして投稿
- ライター「chappy」にはなりきらず、媒体のXアカウントの中の人として発信する
SNS代行のプロとしての手腕を見たかったので、最低限の依頼しか出さないようにした。
フォロワーを増やす提案
代行サービスから、フォロワーを増やす提案も来たので了承した。
- SNS発信が活発なユーザーアカウントが集まるスペースに参加
- 傾向の近いアカウントにリプライやいいね
トラブル
ところが、早速トラブル。初回の投稿で、こんなポストが上がった。
はじめまして、chappyと申します。 (以下略)
😨いや、 「chappyになりきらなくていい」って伝えたよな?
と思いつつ慌てて連絡。
chappy というライターがこのブログを書いてるけど、運用代行のXでは、chappy が発信してる感じは避けてほしいです。(実際chappyが発信してるわけではなく、媒体のアカウントの運用を代行している形なので)わかりづらかったらすいません。
あくまでもchappy vibes って媒体の中の人のスタンスでやってほしいです。
これで解決すると思ったけど、その後も何回かchappyが発信してる風の投稿が続いて、ちょっと困惑した。弱小メディアとは言え、chappy というライターが、世界について自分で体験したことを正直に書いていくというコンセプトにしているので、Xとは言え、別人格のchappy が独り歩きしているのはとても嫌だった。
友達に嘆いたら
👨それは注文がややこしすぎるわ(おまえが失敗してるで)
とのことだった。
最終的に、こうお願いした。
プロフィールに「chappy発信の投稿は(c)と記載」と明記します。このやり方は、X運営とライターが別の場合によく使われるらしいので、誤解を防ぐために採用しました。でもやはりchappy 発信風の投稿は控えていただきたいです。
先方は終始あまりピンと来てないようだったけど、感じが良い人ではあったし、まめに作業をこなしてくれた。
ほどなくして期間は終了した。
効果
SNS頑張るコミュニティに入り投稿数も倍増したので、
新規フォロワー:前月の21.5倍増(施策翌月は通常モードに戻る)
インプレッション:前月の8倍増(施策翌月も高水準キープ)
という結果に。立派な結果だと思う。
(※SNS頑張るコミュニティーは期間中しか入っていない)
投稿内容にひねりはなかった。SNS代行のプロなので、SNS内のSEOなど意識するのかと思っていたけどXの場合あまりそういう施策は一般的じゃないのかな。
学び
今回一番印象に残ったのは、自分が「うるさいアーティスト」みたいに感じたこと。
別に成功してるわけでもないのに、コンセプトに執着を持ち要望を出してる自分が、傍目には「うるさいアーティスト」みたいに見えるんだろうなと思った。これは少し嫌な気持ちだけど、弱小メディアであれ、自分のコンテンツにブレがないか気になるし、ユーザーに対して正直でありたかった。
もちろんSNSの運用会社の持つXの勝ちパターンのフォーマットにうまく当てはまらなかっただけなので先方が悪いとは全然思わないけど。
まとめ
SNS代行は、悪くないけど、自分の媒体には合わないなと思った。媒体のコンセプトをしっかり伝えること、運用側がそれを理解してくれるかが大事だけど、意外と難しそう。SNS運用代行の予算を増やせば大丈夫かもしれないけど今はちょっと勇気がない。