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【わりとクズ】『アノーラ』イヴァンの今後を勝手に予想する

『アノーラ』観ました!恋愛メインかなと思ったけど、わりとバタついてる感じもあって面白かったです。個人的にアノーラはなんかしっかりしてるから今後も多少地に足をつけていく気がしたのですが、イヴァンはどうなるのかなと思い予測してみました。がっつりネタバレ含みます。

『アノーラ』あらすじ

ニューヨークでストリップダンサーとして働くアノーラ(アニー)は、ロシア富豪の御曹司イヴァンと出会い、7日間の契約彼女に。

セックスとドラッグに溺れる贅沢三昧の末、衝動的にラスベガスで結婚。幸せの絶頂に浸るが、イヴァンの両親が激怒し、部下をNYに送り込んで離婚を強要。大騒動の末、婚姻は無効に。失意のアノーラは、指輪を返され涙を流しながら本当の自分をさらけ出す。

【映画パンフレット】ANORA アノーラ アカデミー賞 作品賞 監督 ショーン・ベイカー キャスト マイキー・マディソン, マーク・エイデルシュテイン

イヴァンのプロフィール振り返り

イヴァンのプロフィールをまとめると以下のような感じ。

- 名前: イヴァン・ザハロフ (Ivan "Vanya" Zakharov)
- 年齢: 21歳
- 家族: ロシアのオリガルヒ(億万長者)ニコライ・ザハロフの息子
- 職業/地位: 富豪の御曹司、ニューヨーク在住で贅沢三昧な生活
- 性格: 陽気でカリスマ性があり、寛大。パーティー好きで無責任、子供っぽく未熟。楽しい時間を優先するが、現実逃避的で恐れを抱く一面も。
- 外見/スタイル: ユーロトラッシュ風の派手な服装、若々しく魅力的なルックス 。178センチ。
- 作中でやったこと: ストリップクラブでアノーラと出会い、7日間の契約から衝動的にラスベガスで結婚。両親の介入で逃亡し、結婚を無効化させるきっかけを作る。

まとめると、イケメン・金持ち(二世)で、かなり快楽主義的な傾向がある。

モデルはいる?

実在のモデルは不明。ロシアの富裕層や「トラストファンド・ベイビー」のステレオタイプを反映した架空のキャラクターと推測される。

イヴァンの過去を推測

現在のプロフィールとロシアの富裕層のステレオタイプから年表を作ってみる。

2002年頃:誕生
モスクワで、オリガルヒの父(不動産やエネルギー関連の億万長者)と上流階級の母のもとに生まれる。
豪邸で乳母や使用人に囲まれ、ステレオタイプな「金持ちの王子様」として育つ。
親の監視と期待の中で、甘やかされた環境が性格の基盤に。
欲しいもの全て手に入り、わがままな性格が形成。 

2007-2013年(5-11歳):幼少期~小学校
モスクワのエリート私立校またはインターナショナルスクールに通い、英語を習う。
ドバイや南仏への豪華な家族旅行を繰り返す。
父親の冷淡な期待(跡継ぎのプレッシャー)と母親の過保護に板挟み。
心理的な抑圧から、わがままと小さな反抗(例:高価な玩具で気を紛らわす)が目立つ。
学業よりゲームやブランド服に夢中。 

2014-2017年(12-15歳):思春期
モスクワの名門校に通うが、学業は平均以下。
クラブ通いやSNS(例:Instagramで高級車やパーティを誇示)にハマる。
父親の権力と偽善(ビジネス優先の冷たさ)に反発、母親の愛なき過保護に苛立つ。
ステレオタイプな金持ちの不良少年として、短い恋愛や軽いトラブル(例:学校での問題行動)を繰り返す。
衝動的に高価なガジェットを買い、SNSでカッコいい自分を演出。 

2018-2020年(16-18歳):高校~短期留学
父親のコネでロンドンやスイスのサマースクールや短期留学へ。
学業は最低限、ナイトライフや高級ブランドに没頭。
SNSでヨットやクラブを自慢し、ステレオタイプな金持ちキッズ生活を謳歌。
家族の監視(ボディガードや連絡)にストレスを感じ、軽いドラッグやカジュアルな恋愛で逃避。
2021-2022年(19-20歳):NY移住と享楽生活
NYにビジネス研修名目で移住。
大学に籍を置くが、授業よりクラブや高級レストランに夢中。
ブルックリンの高級コンドで暮らし、モデルやインフルエンサーと交流。
家族のクレジットカードで豪遊、カジュアルな恋愛を繰り返す。
父親の「会社に入れ」という圧力に苛立ち、パーティでストレス発散。 

2023年(21歳):アニーとの出会い直前
NYで豪華な生活を続けるが、父親のビジネス参加要求や監視(電話、ボディガード)にうんざり。

↓イヴァンの21歳までの人生イメージ

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アノーラとの出会いがもたらしたもの

アノーラとの出会いによって、おそらく明白な形での変化はもたらされなかったと思う。イヴァンにとっては、よくあるやらかし案件の一つでしかないと言うか。

イヴァンのその後の人生

過去、現在、作中の出来事をもとに今後のイヴァンの人生を考える。

イヴァンの未来は、過去の享楽と依存、現在(2023年)の未熟さ、アニーとの失敗を基に、「中途半端な成長」と「ビターな空虚さ」がテーマ。

仕事

予測: 2025-2028年は父親の会社(不動産やエネルギー)で「名目上の役職」に就くが、退屈と無能で失敗。2030年頃、海外(ロンドンやドバイ)でクリエイティブなビジネス(ファッション、イベント)に挑戦するが、中規模の成功に留まる。父親のコネに依存しつつ、部分的な自己実現を果たす。

詳細と根拠:
- 2025-2028年(23-26歳): ロシア帰国後、父親の圧力で会社(例:不動産管理、エネルギー子会社)に入る。年表の「学業よりパーティ」「ビジネス無視」の性格から、日々の業務で退屈し、ミスを連発(例:契約忘れ、派手な経費)。家族のコネで解雇にはならないが、ストレスでクラブ通いを再開。
- 2028-2032年(26-30歳): 家族の監視に嫌気が差し、海外へ(ロンドンやドバイ)。アニーとの失敗が微かに影響し、「自分の道」を模索。ファッションやイベント企画(例:高級クラブのプロデュース)に挑戦。父親の資金で中小規模の成功。
- 2033-2035年(31-33歳): ビジネスはそこそこ安定する。父親の影響力(資金やコネ)に依存し続け、完全な自立は困難。2035年頃、業界で「まあまあの名前」として知られるが、経済的自由は父親の財力頼み。
- 確率と分岐: 60%でこの「中規模成功」ルート。20%で父親の会社で「名ばかり役員」に終わる(バカっぽさ継続)。20%でアニーの記憶が触発し、意外な成功(例:アート関連)を掴むが、映画のトーン的に低い。

私生活

予測: 2025-2029年は表面的な恋愛とパーティを繰り返す。

2030年頃、孤独感から「本物のつながり」を模索し、芸術家や富裕層のパートナーと交際。結婚し子供を作るが不安定。

- 詳細と根拠:
- 2025-2029年(23-27歳): ロシア帰国後、モスクワや海外のクラブで豪遊を再開。年表の「カジュアルな恋愛」「SNS誇示」の延長で、モデルやインフルエンサーと短い関係を繰り返す。
- 2030-2033年(28-31歳): アノーラとの恋の「本物の瞬間」が微かに甦り、孤独感から「真剣な関係」を求める。海外で出会ったクリエイティブなパートナー(例:アーティスト、デザイナー)と同棲。年表の「心理的抑圧」と映画の「階級の壁」を考えると、富裕層や似た境遇の相手を選ぶ可能性もあり。結婚や子供(1人)ができても、衝動性が原因で離婚リスク高め(50%)。
- 2034-2035年(32-33歳): 家族のプレッシャー(跡継ぎや見合い)は薄れ、完全な幸福には至らず。

ただの感想

個人的にお金持ちの家で育ったボンボンを知ってるけど、

😄お金持ちでよかったです。両親に感謝

と思ってるケースもあれば、

🙂自由になりたい。しかし両親の恩恵はずっと受けたい

って思ってるケースもあった。

ただ両親への思いがどうあれ、お金と権力でわりとなんでもできちゃうことを知って、それを利用している人には独特ないやらしさがあった。

選民思想が強く、パワーランクでしか人を見ていないみたいな。

その点『アノーラ』のイヴァンは、お金と権力で好き放題やってる割にそういったいやらしさが少なく感じた。

目に見えたコンプレックスがない分ヒエラルキーにあまり思いを馳せず、快楽主義かつ刹那的に生きてるから、すごいバカだと思うけど、ある種の魅力があるんだと思う。(だからアノーラも好きになったんだな)。将来性はどうあれ。

INFORMATION

『アノーラ』を観る方法

- 映画をTSUTAYAなどでレンタルする

- Amazonなどストリーミングサービスで視聴する

- DVDやブルーレイを買う