
池袋のサンシャインシティにあるナンジャタウンに行った。正直、閑散としているんじゃないかと思ってたけど、意外と人がいて施設もきれいだった。
なぞな世界
全体のトーンは昭和レトロで、路地、看板、色味、音、すべてが懐かしさを下敷きにしているのに、懐古だけで完結していない印象。


なぜか人間がいなくて、ねこが1番権力を持ってそうなシュールな世界ながら、施設に清潔感があるから気持ち悪さがない。
餃子屋台がやたらと多く、呼び込みも匂いも昭和そのものなのに、値段を見るとちゃんと令和価格だった。

600円課金して「釣りスピリッツ」をやったら、魚を引き上げている時に竿がぶるぶる震えて楽しかった。隣の1人参加の女性が圧倒的ハイスコアで優勝していて、びっくり。


意外な客層
想像していたよりギャルが多かった。ギャルの中でもきれいめでちゃんと働いてそうなまじめなギャルが多かった。主体性のある感じの。
1人で来てる人も結構多く、全体的に「なんとなく来てみました」という空気感が希薄で、「ナンジャタウンが何か」を知った上で来てる感じだった。
所感
ナムコナンジャタウンは、1996年に開業した屋内型テーマパークで、運営はバンダイナムコアミューズメント。
90年代後半、テーマパークが量産されていた時代に生まれ、何度も改装と方針転換を繰り返しながら今も残っている。

現在は、アトラクションよりも世界観、スピードよりも回遊、刺激よりも居心地を優先し、来場者に「遊ばせる」より「時間を使わせる」構造を作っている印象。

餃子やスイーツといったフードエリア、謎解き、キャラクターコンテンツを軸に、目的を一つに絞らない設計が強まり、ゆるめに数時間過ごせる。
売上や集客の派手な数字は前に出てこないけど、逆にそれが「まだある理由」になっていて、時代に合わせて強く主張しないこと自体が、この施設の生存戦略になっている感じがあった。

支配してるネコの正体
街の看板猫「ナジャヴ」は、流行に大きく乗ることを前提にした派手なキャラクターというより、長く使われることを意識しているように見える。ナンジャタウンのオリジナルキャラクターであるぶん、一般的には他社キャラクターと比べて権利処理や交渉がシンプルそう。

ナジャヴたちが前面に出過ぎないことで、「キャラそのもの」よりも施設全体の世界観の方が印象に残る構造になっているのかもしれない。この、どこか静かで流行に寄りかかり過ぎないキャラクター運用が、結果的にナンジャタウンを長く続ける装置の一つになっている気がした。

