思いっきりネタバレ含んでいます。
「ラ・ラ・ランド」あらすじ
ロサンゼルスを舞台に、女優を目指すミア(エマ・ストーン)とジャズピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)が出会い、恋に落ちる。ミアはオーディションに挑み続けるが成功せず、セバスチャンは音楽への情熱を追いながら生活のために妥協を迫られる。互いの夢を支え合う二人だが、成功への道と現実の厳しさが関係に影を落とす。
今後についての話し合い
最後に二人の今後について話し合うシーンでは、
・夢に向かってお互いがんばる表明
・関係をどうするかは流動的に(「あとは様子を見よう」と表現されている)
・お互い愛し合っていることを確認
という展開に。
↓若干すっとぼけつつも、わりとちゃんと話し合ってる

結局別れた理由
ミアとセバスチャンが別れ、ヨリを戻さず、遠距離恋愛をしなかった理由は、互いが夢の達成における「0→1」の段階では必要なパートナーだったが、「1→10」の成長段階では最適ではないと判断したためなんじゃないかと思う。
恋愛をセーブしたわけではない
ミアはパリ行きから約1年後には新たな関係を始め、結婚し子供をもうけていることから、夢追い期間中も恋愛を封印していたわけではなく、またミアの拠点がアメリカに戻っていることから、遠距離恋愛という障壁がなくなり、セバスチャンとヨリを戻すチャンスがあったものの、そうしなかったことがわかる。(そして半永久的にパリで仕事をするつもりがないなら、最初から期間限定の遠距離恋愛と割り切る道もあったはず)。
【仮説】ミアの結婚相手と成功の関連性
ミアの飛躍的な成功を鑑みると実力以外の要因があってもおかしくない。
↓ミアのデビュー後の軌跡(憶測含む)

このスピード感を鑑みると、ミアの夫は映画業界関係者かつ、18歳年上の役者が演じていることから、業界内である程度の地位を持つ人物の可能性がある。
実際ミアがプロデューサーや業界内の権力者にスカウトされる期待を抱いてパーティに参加してるシーンもあるし、業界内の人脈の大切さは作中にも描かれている。
一方、セバスチャンも自分好みじゃない音楽を演奏することで夢のお店を持つことを実現させたことから、実力を磨く以外でゴールを目指すミアの選択を理解していたと考えられる。
↓セバスチャンが葛藤を覚えつつ演奏した曲
したがって、互いの夢の次の段階では、別のパートナーがより適していると判断し、関係を再構築しなかったと思われる。
もう一つの側面
仮説通りだとすると、実力を磨くだけではゴールに至りづらいことを悟って呑み込むつらい過程がサイドテーマになってるのかもしれない。
タイトルの「ラ・ラ・ランド」の意味は、「夢の国」であり舞台の「LA」である。説教臭くない形で、「実力を磨く・恋をする→結ばれる」の単純な方程式を現代化させ、奥行きのある「夢」を描いたのかなと思った。
監督の前作も単純な師弟愛や社会問題を描くのではなく、最後はしがらみを乗り越えた芸術の高揚が描かれている。
本作もよく似ていて、意中の人と結ばれなかった部分だけが「オチ」ではないと思う。描きたかったのはそこを含む、「夢」の実態である気がする。
INFORMATION
「ラ・ラ・ランド」を観る方法
- 映画をTSUTAYAなどでレンタルする
- Amazonなどストリーミングサービスで視聴する
- DVDやブルーレイを買う



