結構前に四国を旅行した時、道後温泉に立ち寄った。
観光地ながらそこまで混んでいないのがとても良かった。(四国は全体的にのんびりした感じだった)
料金は700円。中はかなり広々していて、休憩中の地元のお客さんが
👩佐藤さんから連絡来た?
👧来てない!
👩バザーやるってよ
👧えー、申し込みいつまでだった?
みたいにローカルな話をしていた。
全体的にちゃんと情緒のある感じの建物で、くつろげた。
近くに商店街があり、ガイドブックで絶品と書かれていたカレーライスを食べたけど、レトルトカレーがうまく温まっていないような味がした。コンディションの問題なのか、カレーの感性の問題なのか、レベルの問題なのかは謎。
街中では「坊っちゃん」の登場人物の像を見つけた。
個人的に「坊っちゃん」がすごい好きだけど、こんなにポップな感じで受け入れられているとは思わなかった。
伊豆に行くと「伊豆の踊子」号があったり、登場人物の男女の銅像があるけど、「伊豆の踊子」自体が恋愛っぽい内容で、描写も少し生めかしいので、そこまでポップさは出せないのかもしれない。
路面電車もあった。全体的にゆったりしていて良い街並みだと思った。
しかし「坊っちゃん」を読むと最終的に主人公は職場の雰囲気と不正に嫌気が差し、早々に愛媛を離れている。
その夜おれと山嵐はこの不浄な地を離れた。船が岸を去れば去るほどいい心持ちがした。神戸から東京までは直行で新橋へ着いた時は、ようやく娑婆へ出たような気がした。山嵐とはすぐ分れたぎり今日まで逢う機会がない。
道後温泉近辺(主人公が教員としていた場所)の作中での書かれ方は
👨情緒があってめっちゃ癒されるなぁ
という感じではないけど、作中のわりと苦い描写と、実際の緩い街並みが不思議とマッチしていて面白かった。
INFORMATION
道後温泉に行く方法
◾️住所
愛媛県松山市道後湯之町5-6
◾️アクセス
- 電車: JR松山駅から伊予鉄道市内電車で約25分、「道後温泉駅」下車、徒歩すぐ
- バス: 松山空港からリムジンバスで約40分、「道後温泉駅前」下車
- 車: 松山ICから国道33号経由で約20分、駐車場あり(有料)