ミュージカルのオーケストラに参加したことがある。
第2バイオリンで参加した。音楽のセンスもないし、バイオリンがことさら好きなわけでも上手いわけでもないので、バイオリンとしてのオーケストラ参加はこれ以外にない。
こんな建て付けだった
ミュージカルは、小学校高学年から中学生くらいの子供が主に出ているものだったけど、そこそこ有名な演出家が入っており、子供も
👦わー、有名な演出家が出てるなんてすごい!
と張り切ってオーディションを受けにきているのでやる気がある子ばかりだった。
チケットも普通に有料で
😅意外とするんだな(子供しか出ないのに)
と失礼ながら思った覚えがある。演出家がそこそこすごかった説と、そもそも娯楽の少ない都市での公演だったからなど諸説あるけど、
👦僕たちのミュージカルでこんなにお客さんがお金を払ってくれるんだ
とキラキラしている子供達がいる手前、議論は深まらなかった。
そのチケット代がどこに還元されたかは謎で、そんなに楽器がうまくない自分はもちろん無償参加だった。やる気もそんなになく、参加することで何かしらメリットがあったから参加しただけだった。
キラキラしてるミュージカル参加の子供たちと異なり、オーケストラ参加者は、演出家など主催者のしがらみから参加してるケースが多く、わりとクールだった。
練習風景
最初はオーケストラとミュージカル(歌と演技)で別れて練習した。
自分はやはり下手なので指揮者によく怒られた。
本番3ヶ月くらい前に合同で練習が始まり、主にミュージカル(歌と演技)の練習メインの進行になった。
演出家は絵に描いたような、黒タートルネックオールバックの50代くらい男性だったけど
👨こんなん親しか見ない
👨これでチケット代とれるのか
みたいに結構辛辣なことを言いながら子供たちを指導していた。
子供たちは火がついてるのか、素直なのか、
👦はい!
と毎回すごく良い返事をしてた。
ミュージカルの内容的には、やたら逼迫した心境の忙殺されてる子供が逃避を試みつつ、何かの拍子に
👦未来に向かって頑張ろ
と思い始める話で、正直最後まで、なんでこんな中学生くらいの子供が、逃避→希望にあっさり転調するのか意味がわからなかった。
演奏忘れ
なんとなく予測していた通り、通しで練習をしている中で、
😅なんだ、この展開
や
☺️今この子吹き出したな(演出家怒りそう)
とかぼーっと観ちゃうと演奏を忘れちゃうことがあった。だいたい周りの人がすちゃっと楽器を構えてはっとするのでなんとかなったけど、
👨🦰おいお前、ぼーっとすんな
と指揮者に後から怒られた。
長丁場の授賞式やミュージカルのオーケストラだと大変だろうなと思った。
(そもそももっと張り詰めてるかな)。
本番、打ち上げ
チラシには黒タークルネックの演出家の写真がデカデカと載り、お客さんも結構来てくれて、無事にミュージカルは終わった。
打ち上げのケータリングを食べながら子供たちははしゃいでおり、黒タークルネックの演出家はずっと大人たちと喋っていて、たまにお願いされて写真を撮っていた。(一貫して子供に迎合するタイプの演出家じゃなかった)。
INFORMATION
オーケストラに参加する方法
- 自分の楽器の演奏スキルを磨き、ある程度のレベルに達する
- 地元の市民オーケストラやアマチュア団体の募集情報を探す
- 音楽教室や大学の掲示板、SNSでオーケストラのメンバー募集をチェック
- 日本オーケストラ連盟のサイトで加盟団体を確認し連絡を取る
- オーディションが必要な場合、指定曲や自由曲を準備して練習
- 楽器を持参し、指定された日時にオーディション会場へ行く
- 団体の練習スケジュールや費用(団費など)を事前に確認
- 初心者歓迎の団体を選ぶか、経験者向けのプロ団体を目指すか決める
- 指揮者やメンバーとコミュニケーションを取り、雰囲気を確かめる
- 定期的に練習に参加し、他の奏者と協調性を築く